社会やビジネスに新たな価値を生み出すソフトウェア工学に期待 #bpstudy

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今の世の中にあった、システム構築における学問はないのかな?
と常々思っていました

ウォーターフォール、プロトタイプ、アジャイルなどなど
いろいろ手法はあるけど、なにか片手落ちのような気がして

匠METHODの萩本さんとお会いしたときに
そういう学問の研究をやっていると聞いていた

そしてこの記事

ついに始まったのか、と感動を覚えた記憶がある

そして今回、BPStudyでそれを扱います

はじめに

勉強会記事の引用

技術革新が続く昨今、テクノロジーの急速な進化にあわせて人類の明るい未来を同時並行的に描いてくことが必要とされており、それを実現するための新たなソフトウェア工学が求められています。

我々は現在のソフトウェア工学を抜本的に変革するための方法を2019年1月より策定してきました。

このソフトウェア工学は、人類の明るい未来を社会的・ビジネス的観点でデザインしながら、それを同時に実現可能とする方法である。そのため従来のソフトウェア工学に、社会やビジネスをデザインするという感性的側面を工学の対象とし、人々の未来を描くという哲学的・倫理学的観点についても融合することが可能な体系をビジョンとしています。

期待しています!

最初の挨拶

佐藤治夫と鷲崎さんから
Bpstudyとスマートエスイーとの共催

SE4BSとは

これまでのソフトウェア工学

鷲崎 弘宜 氏、平鍋 健児 氏、関 満徳 氏

エンジニアリングとは科学に裏打ちされた技術活動全般
いきあたりばったりではダメ 正統なものかを問う
コミュニテイ・科学基盤・価値
SWEBOKが指標としてある 来年最新版を出そうとしている
2014年がV3
モデル、プロフェッショナル実践、エンジニアリング経済が
10年間で改定された内容

1950年からのSWEの歴史
最初はハードウェア工学の応用で開始
次は工芸としてのソフトウェア
テーゼとアンチテーゼをいったりきたりする

価値ベース・コラボレーション

価値ベース・ソフトウェアエンジニアリング
2003年位から言われている

顧客価値・市場競争力・企業戦略・技術アーキテクチャ
様々な価値をソフトウェアに落とし込んでいくことが課題

アジャイル、プロダクトマネジメント

ソフトウェア工学とアジャイル
光があたってるところだけ手を入れていてはダメだ
ソーシャルまで含めてトライしてく必要あり

プロダクトマネジメントとは
価値があり、使いやすく、実現可能で、実行可能な
やり続けられる

良い製品発見のプロセス
良い市場投入のためのプロセス

知情意

萩本 順三 氏、鷲崎 弘宜 氏

カントの思考を3つに分ける

知情意

知識・表現デザイン・意思
3つの領域を合わせて強化する

価値創造者と価値受益者の心の共鳴

知情意によるソフトウェア工学の振り返り
知が多く(乱立)、情や意は少ない

周辺を含めて、幅広く見ていく
価値を想像していく

より良い世界やビジネスをデザインするためにソフトウェア工学の領域を広げる

SE4BSの枠組みと価値駆動プロセス

鷲崎 弘宜 氏

意を貫く
具体的なプラクティスを知情意に置く
モデルケース
ビジネスをデザイン、ビジネスITをマネジメント、
ITシステムをデザインする ITソフトウェアをデザインする

ビジネスのデザイン

萩本 順三 氏、濱井 和夫 氏

知情意の相互作用とトレーサブルな世界
ステークホルダーの洗い出し
ニーズデザイン
 何が嬉しいか・目的がつながっているか
シーズデザイン
 突き上げる価値観
シーズとニーズの整合
 目的と手段の連鎖

価値から要求と活動を創り出す
ロジックツリーにぬけもれがないか
ユーザーストーリーマッピング

システム&ソフトウェアのデザイン

羽生田 栄一 氏、萩本 順三 氏

ドメイン分析
概念・関係・多重度・ロール・属性・分類・検証

シナリオが妥当性があるのか トレースできるのか

ドメインモデルの作成
現実世界の言葉に 名詞に着目する
仮想世界の概念に集中してモデルに落としていく

まとめと展望

鷲崎 弘宜 氏

コミュニティ、科学的知識基盤、価値提供
知中心のソフトウェア工学から情意へ
価値駆動プロセス
オープンコミュニティ形成へ

情報処理学会ソフトウェア工学研究会で
ワークショップがある

お知らせ

鷲崎 弘宜 氏、萩本 順三 氏

オンラインセミナーがありますよ
匠Methodの紹介

論文はここ

Q&A

SE4BSの話を聞いているとこれまでどこかで見た既視感が強いです
負のサイクルを打破する方法は?
なんのためかが希薄になると用いられなくなる
本来なんのためなのか・価値とつなぐ

価値を起点にドキュメントを問えば、要不要がわかる
それで減らしていった

これからの大学のソフトウェア工学を発展させるにはどうすればよいですか。
学会の工学は評価して積み重ねてになっているが
実態は変わっていく
先に現場の評価を受けるようにする
社会のダイレクトが増えてくる

ユーザーが本当のところ何に価値を感じているかを反映できていない
大いにある。魔法はない
価値観を特訓して
未来をデザインする力が根本的に足りていない

ほしいと思ってもらう努力もする必要がある

動くソフトウェアを手にできるまで、相当な時間を要しそうな印象を持ちました
企画やアイディア出しを入れると長い
アジャイルのスタート地点がどこかによる

パネルディスカッション

プログラム大好きなAさんの話
視野を広げること、それが自分を高める
ソフトウェア工学を知らないまま来てる人がいる
学んだことが社会に役立っていると体感する

パネラーからひとこと
周辺を捉えて統合していく
周辺で掘ってく場所がまだまだある
エンジニアを突き抜けていく
自分に問う・鍛錬する
自分でどう考えるか、どんどん広がる
一緒に活動したい
意が少ない。明示的に取り扱う
現場の声を入れて良くする

まとめ

感想

量が多くて消化不良
そりゃそうか
咀嚼しないといけないなあ

自分の見えるところに活用できるものを先に読み込むような
そういう時間の確保が必要だなあ
頭がヒートしない程度に

知情意の意味や概念はわかる

意が少ないのも体感的にわかる

情意があるなら、それを補うには
エンジニアリングのみではないのでは?

工学以外のものももっと応用できるような
行動心理学や認知心理学とか
そういうものも期待していたけど
匠Methodに含めているのかな?
ソフトウェア工学が基盤だからかな

そう言われたけど、これは納得していない
現実世界を良くするために使っていきたいと思っている
目に映らないものしかわからない人たちも仲間にして、一緒に前に進むためにも

アンケートにNVCなど情意部分もありました
価値をとりにいくためにすべてをレベルアップさせられるような
そんなヒントがもらえればいいなあって
ぼんやりと思っています

ブログなど

トゥゲッター

知情意の話

キッチンJUMBOでトルコライス

南阿佐ヶ谷 ゆ家和ごごろ 吉の湯

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