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毎年恒例になっているプロジェクトマネジメントDAYへの参加
6月といえばPMDAYですね!(ほんまかいな)
今回は10周年 おめでとうございます
継続は力なり
オフライン・オンライン両方やってくれるのもありがたい
今回は、オンラインでの参加です
参加したセッションは3つです
目次
日本のエコシステムが変わる
~Sink or Swim、あなたはどう判断する?~
神庭 弘年さん
「年に一度は神庭さんの話を聞く」が恒例になっています
10年連続講演で、PMIの回し者(笑:本人談)
進歩の裏には淘汰がある
企業から個人のレベルまで来ている
大変だ大変だという話になる
いままでと違う変化
何が起こるかわからない 今までと質が違う
日本だけ一人負け 人口減・インフラ老朽化・介護・・
仕組みが変わらざるを得ない
20年以上前から、高齢化でヤバイと言われている
でも何もしていない
人口が多い層・働いている層が
元気で豊かにならないと日本は沈む
独身者が多くなっているから・・・
人数が減っても同じくらい稼げるように効率的に生産・消費するには
影響がじわじわと自分たちに来る
何が変わる何を変える
日本の国際競争力は38位
労働生産性は先進国の中で最下位
ビジネスの効率性・生産性が他の国と比べると劣っている
企業のありようが悪いのでは
人材・規制の枠組み・ビジネスの俊敏性が特に劣っている
DXはどうなっている
DX動向の表紙には「進む取り組み、求められる成果と変革」
DX対応は不可避である
必要なものとして
システムとビジネスの一体化
省力化ではなく、新規デジタルビジネスの創出 など
(つまりできていない)
単一のPJではどうにもならない
包括的な視野が必要→プログラムマネジメント
一人ひとりの取り分が増えないと、Richにならないと日本は沈む
人がいないという言い訳になってるのが60%
経営層にも人材不足 上にいる人がアホ(勉強していない)
うまくいくはずがない 解決にならんだろ
どういう人材が欲しいのかも考えられていない
AIに対応できないところは遅れる・淘汰される
人材だけの問題?いや組織自体の問題
やったことがないやりかたを許容する仕組みが必要
根深い問題がある
システム化は原価の低減でずっと来ていたのが問題
今は、無人化を考えるしかない
どうやって売上を伸ばすかのほうが重要
システムが向かうのはマーケットをみる・競争相手をみる
軸足を変える・踏み込む 踏み込めないと沈む
工場の少品種大量生産から多品種少量生産への変更と同様のことが起きる
事務系・定型業務などのシェアードサービスのデジタル化
今のメンバーで必要な要求に対応するにはどうすればいいか
AIを変革のきっかけとして受け入れる必要がある
淘汰されるべきものもある
PMIからもAIのガイドブックあり(ToughtLeaderシリーズ)
日本企業が挑戦すれば柔軟性を持てる内容はたくさんある
たとえば・・・
新卒の一括採用は年功序列を助長している
内部通報と犯人探し
進化とは淘汰の時代
流れに負けて沈むのか?自力で泳ぎきるのか?
人手不足をいくら嘆いても解決しない
問題を見つけたらすぐ手を打つ企業体制
日本全体の仕組みが変わらざるを得ない
欲しい人材像の変化
優秀な人材の変化
AIの時代になると豊富な知識量を保管する方法は簡単になった
→誰でも優秀レベルになれる
知識を使う能力のほうが重要 実績として結果を示す能力
振る舞いとして結果を出す
知ってるならやれよという話
DXは必ず総論賛成各論大反対の壁にぶつかる
そうならないものにはDXの効果がない
下流工程は必ず効率化できる時代が来る
やったことがないことに挑戦する そのアプローチを探す
実績のあるマネジメントフレームワークを自分に適用していく
実践していく人になる必要がある
理屈はAIが知っている 実現するために一歩踏み出せる人材
フレームワークを学んで使おう(自己流ではダメ)
勉強になっただけでは、意味がない
早くやって早く躓いてやり方を改善していく
優れたものを身につけるには躓くしかない
失敗を許容できない組織が浮き上がることはない
いろんなものが違うシステムが動いていくはず
「誰がやるの」を解けないと沈む
考え、悩み、一歩踏み出す実践者は個人
腹落ち・納得した人しかできない
そうでなければ良い結果はできない
先につまずいた人が勝ちなのだ
コンピテンシー概念を知る
言語脳で説明できないけど行動できる それが一番強い
納得できているから・自分の中に動機があるから(内発的動機)
アメリカのマクレランド教授が
業績の高さを決めるのは、行動様式にあることが観察され
この特性を「コンピテンシー」と名付けた
しっかり受け止めて、悩み咀嚼し納得する 腹落ちする
腹落ちした気持ちにふさわしい行動を取ろうとする
自分に正直に、自問自答するフェーズが必要
やってみる=小さく経験する
行動様式は観察できる・周りから見える
自発的に動けてる人に大事な仕事を任せるようにしていく必要がある
表情・態度のモデルをどのように整えていくか
学ばない人達が多い 今のスキルで大丈夫と勘違いしている
「勉強するから何をしたいかわかる」
変えられる側にいるか、変える側にいるか
1%の変革が未来を創る
~ 生成AI時代のDX戦略 ~
安野 貴博さん
話を聞くのは初めてです
安野さんの経験について
・自然言語処理のエンジニア
国会の議事録データをダウンロードして
どういう人がどんな発言をしているかを
自然言語処理で可視化ツールを作ったりしていた
・自然言語処理で起業
AIchatbot 当時は機能が少ないため範囲を絞って対応した
コールセンター 8割は反復の質問
2割は人間に引き継げるように
弁護士の契約書 法務デューディリジェンス
分類すれば問題を見つけるできることが多かった
AIに問題発見→誤りのチェックは弁護士にて実施という流れが作れた
・SF作家
サーキット・スイッチャー
松岡まどか、起業します
テクノロジーを通じての未来を考え続けている
エクストリームな例 東京都知事選挙
AIと政治は遠い?いやいや近いぞ
変えていける部分はたくさんある
立候補するとなったが何から始めたらいいか全然わからない
無名から15万票へ 30代・議員経験者なし候補で歴代一位の票
双方向の選挙をやったから得票できたのでは?
「ブロードリスニング」を用いた双方向型のコミュニケーション
テクノロジーを使って発信だけじゃなく受信をアップデート
→聴く・磨く・伝えるのサイクルを高速に回す
0.議論の出発点を用意
マニュフェストをスライド(90ページくらい)を作成
具体的な議論になる呼び水が必要と考えた
1.みんなの意見を聴く
いろんなチャネルで意見をもらい、AIで集約・可視化する
石丸伸二氏との対談のYoutubeについて8000件のコメントを集約
今のLLMは、テキストをベクトルの列に合わせることができる
意見の詳細確認もできる
都合のいい意見ばかりが並んでいるような
SNSの弱点をカバーできるのでは?分断を減らしていけるのでは
東京都の長期ビジョン策定に
「ブロードリスニング」を利用したところ回答も増えた
2.みんなで案を磨く
どのように進化できるかをGitHubで政策改善
オープンソースで双方向での政策改善
15日間で232の課題提起、104の変更提案、85の反映
マニュフェストが85回バージョンアップしたことになる
進化する仕組みは重要
個人や小さいチームが全体像を見通すのは難しい
見えてない領域があったら、
外からくる意見をキャッチして見えている範囲を増やしていく
GitHubは普通のひとにはハードルが高いのわかっていたので
AIと対話するだけで問題提起できるツールを作り
GitHubに連携するようにした
建設的な議論になるようにAIでモデレーションしていた
AIが間に入ることで柔軟に対応できるようになる
3.みんなに伝える
YoutubeLive上にAIあんのを置き配信し続けた
AIが質問を回答していった
マニュフェストを参照したりしている
トータル8000件超の対応ができた
AIでなければ、できなかった
まとめと未来
直接コミュニケーションしていたが
AIを間にいれるとコミュニケーション可能な量が増える
コミュニケーションのやり方が変わる・進め方が変わる
新たなテクノロジーを活用してDXを推進するためには
既存のワークフローをそのまま置き換えようとしてはいけない
ブロードキャストよりブロードリスニングを重視した
スケールアウト型のAIツールの出現
依頼すれば自律的にコードを書いてくれる
ジュニアエンジニアの経験減の可能性も
認知の限界で、一人がマネジメントできる範囲は決まってしまったが
AIがいることで、範囲が増える可能性もある
コミュニケーションの質を上げたりや
トゲを取ることもAIは可能になってくる
「真の価値」を創出するシステムを構築するために何をすべきか!
〜超上流工程で実践すべきポイントを解説~
能登原 伸二 さん
現在アイ・ティ・イノベーション 昔は石油会社の情シス
戦略や構想や企画についての話
失敗してしまう原因はPJの中では解決できないことが多い
企画段階から成功に導きたい
今の時代何が起きているのか
国家間の紛争・デジタル化とDXのによる変革
平等で公平な社会へ・持続可能な世界へ
プロジェクトはどうあるべきか・個人はどうあるべきか
DXで変革するものは
製品やサービス、ビジネスモデル
業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土
AIを利用したビックデータ解析 人間では難しい
プロジェクト失敗の要因
昔から変わっていない?
企画の曖昧によるスコープ誤り、要求が膨らむ、品質が確保でない
トラブルが発生すると機会損失・コスト増
IT構想企画を適切に実施しないと失敗へ
Why:目的あいまい型・現行見えない型
What:技術不適切型
How:無理な計画型
失敗するPMの姿勢
発注側
何をするべきかを認識していない、自分で考えない、ベンダーに丸投げ、覚悟なし
受注側
指示まち、売上・利益を優先、価値提供の意識が低い
IT構想・企画をの必要性
情報システムは、戦略的かつ重要なポジションになってきた
関連戦略の整合性が取れている必要がある
IT構想・企画がビジネス戦略にも関連してきた
IT構想・企画とは
ビジネス戦略の達成に貢献する業務と情報システムの姿を明確化しに実現シナリオを策定する
経営層の理解と支援が不可欠
多くのステークホルダーを巻き込み要求を正しく理解する必要がある
構想企画の段階でWhy・What・howを明確にする
Why:トップダウンとボトムアップ、要求整理の体系化
What:要求とソリューションを段階的に検討する
How:リスクへの対応策を盛り込む
AsIsをToBeにするにはどういう能力が必要なのか
要求を体系的に整理してソリューションを検討
プロセスの流れ(データアーキテクチャー)を可視化する 鳥瞰図
アーキテクチャー転換シナリオを定義する
プロジェクトマネージャとして大切なこと
スケジュール・リスク・ステークホルダーのステップで向上する
ステークホルダーと良好な関係を気づく
ステークホルダーの認識を一致させる
そして、心と身体の健康を保つために努力する
感想など
安野さんの東京都知事選の話について
Githubのことは知っていたが
「ブロードリスニング」についてよくわかった
コミュニケーションマネジメントの手法が
いい方向に劇的に変えられる予感
能登原さんの話では
プロジェクトマネージャのステップアップの流れは納得
自分もそうだった
企画不良を無くすためにも
ステークホルダーの認識を合わせるのは大事
心身の健康の話もでてきた
神庭さんの話はいつもココロに響く
普段から毎回、簡単に解決できないことばかりに取り組んでいる
でも、それをやり続けてきたから
解決のスピードは少しずつ早くなった実感もある
原価低減に成果を求めたことの問題や
組織に根深いものが多いのも納得
それで動けない人たちも多いのだろう
でも、そういう実態があったとしても
自分が結果を出すことで
周りも感化されてきてる気もする
今のやり方を続けよう
一歩踏み出そう
それだけだ
しんどさの後に結果がついてくるのは知っているから
今までPMDAYに参加してきた記録