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ファスト風土化する日本
三浦展さんの本 2004年なので平成の大合併の前
ずいぶん前になる
三浦展さんは下流社会の本を出しています
その方が有名かな
ファスト風土とは
ファストフードに引っ掛けた造語
ロードサイド店がどこに行っても同じという
個性がなくなってきたころの話
物事が短時間で繋がるようになれば
強者や変化に富んだものが最初は勝ってしまう
大航海時代も大戦も高速道路も
インターネットも、そしてこれからも
繋がると多様化され便利さも出るけど
悪い面(犯罪など)も現れてくる
繋がるスピードが早くなると
今まで作られてきた良さが壊されてしまう
その警鐘を鳴らしている本
この本から20年近く経ち、
今はどうなのだろうか?
何が当たり前で大事なものなのかを
考えてしまう
大規模ショッピングセンターが
当たり前の人たちが大人になったら
それはそれもありなのかな?
という気もするし、
個人商店のようないいものが壊されてしまい
地方の衰退が続いてることが問題
ということも言える
加えて、今は繋がりすぎて
トップ(いい意味でのお山の大将)を
経験しづらくなった世の中
このあたりは主観の問題の気がする
ただ右に倣えである必要もなくなったり
異質を認めるような世の中になっていくには
いい方向に進んでる気がするけど
トータルでみたらどうなのかな?
この本は5年に1回くらい
復習のために読んでみたい本です
仮説の検証って
今と当時の予想を比較するしかないから
次に読むときはどんな世の中になってるのか?
読むたびに煽られつつも
「丁寧に生きてみよう」と思わせてくれる本です